思いつき商売アイデア③スナックチェーン「ニッポンのお母さん」

環状線の天王寺駅から左回りで毎月一つの駅の周辺を行き当たりばったりで飲み歩く企画を、かれこれ三年以上やっていて、現在は三週目に突入している(一周19駅)。ルールは「ネットを使わない」「チェーン店禁止」「イキった店禁止」そして、「最後はスナックで締める」なんだが、色々なスナックに行ってみて、古ければ古いほど面白く、話好きのママ(おばあちゃん)の苦労話は驚きあり、笑いあり、感動ありで最高だと感じている。ちなみに下の写真の「若竹」は大正駅近くにあるが、テントに記された電話番号の頭が依然として三桁のままで、それだけで年季が入りようが分かる。確か創業50年以上で、内装や備品にも昭和が色濃く残っていて、70才を超えるママのバブル時代の話は絶品だったが、最初にドアを開けるのは相当躊躇したことを覚えている。常連客以外の入りずらさはスナックという商売の難しい所ではある。

喋り好きのお年寄りの価値

先月、和歌山の漁港・加太の町づくりイベントに参加した時、フィールドワークとして加太の町を散策しながら、町の人にお話を伺う機会があった。高齢化の町ということで、話をしたのはお年寄りばかりだけど、喋る、喋る、喋る。訊いていることも訊いていないことも喋る。案内していただいた地元の方も「加太のお年寄りは兎に角元気で、喋り好きで、それがいい所だ」とおっしゃっていたけど、自分の過去の旅の経験や亡くなったお祖母ちゃんの友人、実家周辺のおばあちゃんのことを思い浮かべても、この傾向に当てはまる。きっとこれは加太に限ったことではなく、特に田舎町には元気なおばあちゃんがたくさんいて、その特技は共通して「フレンドリーに喋る」ことなのだろう(知らんけど)。そして、この「フレンドリーに喋る」ということ、「若い人が知らないたくさんの知識や経験がある」というのは、今ひとつ活用しきれていない地域の大きな財産であると改めて気づかされた(町づくりイベントでもその辺がアイデアの焦点になった)。

高齢化社会のお年寄りの活躍の場

「人生100年時代」と言われているし、高齢化社会ではお年寄りに健康でいてもらわなければならないし、そのためにはその年齢や経験に合った社会への役立ち方や人との触れ合いによる刺激が必要だ。その点で「喋る」ことはとてもいいことだし、それはお金に換えられる価値がある。
スナックチェーン「ニッポンのお母さん」は、全国各地の元気を失いつつある田舎町にスナックをオープンさせ、暇を持て余しているお年寄りを日替わりママにするというアイデアだ(ネーミングは残念ながらダサい。誰か何とかしてくれ)。美しい景色や楽しいアクティビティと共に、現地の人との未知の会話を求めている旅行者は少なくないだろう。高齢者がいくつか持っている得意話はそのニーズにぴったりはまる。また、得意料理や地元名物料理を一品つくって提供することができれば、更に喜ばれるだろう。緩やかなチェーン店イメージがスナック特有の入りづらさを緩和したり、チェーン店とはいえ一軒一軒違うことで、チェーン店の画一感も薄れることを期待している。スナックって、サービスがラフで、例えば片付けなど、客の協力で成り立っている部分もあるので、体力的に問題がある高齢者にとってはいい働き場所と言える。

ゆくゆくはAirbnbの田舎のおばあちゃん版とか

まずは、廃業に追い込まれた田舎町のスナックを改装して一軒オープンすることを目指したい(加太にも空き店舗がたくさんあった)。数が増えて田舎町だけのスナックチェーンが広がれば、その日に会える各地のおばあちゃんと名物話のさわりをウェブサイトで公開し、旅のきっかけにしてもらいたい。将来的には、ニッポンのおばあちゃんの家に宿泊する事業もやってみたい。素朴な手料理を食べ、夜はおばあちゃんの話に耳を傾ける。Airbnbのおばあちゃんに特化した事業である。

以上、まだまだ思いつきレベルだが、アドバイスしてやってもいいよという方、是非、TwitterのDMやリプで連絡下さい。ディスカッションなどさせていただければ、幸いです。

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