思いつき商売アイデアVol.8 日本の窓を変える新建材ビジネス「尺貫法偏光板」

三谷幸喜監督のコメディ映画「みんなのいえ」は、フランク・ロイド・ライトなど、モダニズム建築を志向する建築家と日本の在来工法でしか家を建てられない大工の棟梁との間の対立を描いた作品であり、「インチvs尺貫法」という問題が取り上げられている。

尺貫法は、建築業界関係者以外の人には全く馴染みがないし、「インチ=25.4mm」と答えられる人も少ないだろう。

だが、日本の建築は尺貫法が基準となっている。尺貫法とは中国から伝わった計量法で、基本単位として長さに「尺」、質量に「貫」、面積に「坪」、体積に「升」を用いる。

一例をあげると

1寸=10分=3.0303cm
1坪=6尺平方=3.3058㎡

…「知らんがな」である。柱の間隔、サッシの大きさ、床面積…全ての建築はこの基準を採用し、全ての建材はこの基準でつくられている。

一方、よく知る所で言うと、テレビやPCなどはインチ表示であり、西洋発祥の単位である。道理で窓枠や壁にぴったりはまるテレビがないわけだ。本来は建材~インテリアや家電まで、全てが統一的規格でつくられた方がデザイン的に美しくなるはずだ。

とはいえ、デザインのために尺貫法の習慣を変えようなどと大それたことは無理だ。なんせ701年大宝律令以来、1300年を超える歴史である。全大工の反対を食らうことは間違いない。そんな制約の中で、より良いデザインの空間をつくるためには、「尺貫法からインチへの転換」ではなく、「インチから尺貫法への部分的な適応」が、ハードルが低く、てっとり早い。

日本の、東アジアの窓を変える

例えば、尺貫法で造られた偏光板(TVスクリーンからバックライトLEDを取り外したものをイメージ)。

これが既存のサッシにはまれば、空間の可能性は大きく広がる。ブラインドやカーテンのような目障りな備品をつけなくても遮光が自在にできるし、外が明るい昼間は、太陽をバックライトに室内に向けて、文字やステンドグラスのような絵柄、映像を表示でき、逆に夜になると、室内照明をバックライトに建物の外側に向けて情報を発信できる。外部の温度変化に対する耐久性など、技術的に気になる点はあるが、それは進歩が解決してくれることを期待している。

パッと思いつくだけでも商業施設、ホテル、レストランやショップの空間づくりは随分変わるだろうし、オフィスビルに競争力をもたらすことができるし、マンションや一軒家のデザイン性を高めることだってできる。

なんせ、市場が大きいのだ。テレビの数と窓の数を比べると、どちらが多いかは街を見渡せばわかる。圧倒的に「窓」だ。

そして、尺貫法は中国を含む東アジアでも使われている単位であり、海外市場も含めるとかなりの規模感で、新規の工場ラインに投資する価値があるのではないかと予想している。

まずは、パートナーを探したい

身の丈に合っていない、かなりのビッグビジネスであり、成功への青写真など全くないが、台湾で腕のいいパートナー(製造企業、サッシメーカー)を探して、試作品づくり~初期ロットの製造を行い、その資金をクラウドファンディングで調達すること…くらいが第一歩だろうか。

以上、まだまだ思いつきレベルだが、万が一、興味あるという方、アドバイスしてやってもいいよという方、是非、TwitterやFacebookでご連絡下さい。ディスカッションなどさせていただければ、幸いです。

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